2012年06月06日

レスキューハンマーが届きました!

くるま防災バッグプロジェクトにニュースです!
本日、大阪の大自工業株式会社様より、レスキューハンマー40個をご提供いただきました!!!

大自工業株式会社様ホームページ
http://www.daiji.co.jp/
レスキューハンマー製品案内
http://www.daiji.co.jp/product/rescue/FT-16.php

インタビューは滞っていますが、いろいろな方のご協力のもとバッグの中身もほぼ決定し、
どのようなバッグに入れるかの案もまとまりはじめました。

ただ、私が一番気になっていたのは、レスキューハンマー(車脱出用ハンマー)のことです。
防災グッズのインタビューをしていると、「車に積む防災グッズ」と言えばほとんどの方が
レスキューハンマーを挙げられます。
みなさんは防災意識を持ち、非常時に備え自宅に様々な防災用品を備えていると思います。
ただ、共同で使うカーシェアリング用の車に、脱出用のレスキューハンマーを備えるでしょうか。
それは、私達カーシェアリング協会が設置しなければならない一番初めの防災グッズです。

すでに24台の車両にはハンマーを設置してありましたが、今年に入り台数が増えたため、
すべての車両への設置ができていない状況でした。
そこで、レスキューハンマーだけはすべての車両に今すぐ備えられないかと考え、
カー用品総合メーカーの大自工業株式会社様へ協賛をお願いしました。
すぐに担当の方からご連絡いただき、私たちの活動内容などを説明する機会をいただきました。

被災地カーシェアリングの活動に、賛同していただけるだろうか・・・
私の説明で、きちんと伝わっただろうか・・・
そう不安に思っていたのですが、本日午後、大きな宅配便が2つ届きました。
なんと、大自工業様が早速レスキューハンマーを送ってくださったのです!
40個もです!!!

大自工業1.JPG
40個のレスキューハンマーが届きました!

大自工業2 .JPG

レスキューハンマー.jpg
シートベルトのカッターもついています

たいへん感激しました。
震災から1年以上経ちましたが、このようにご協力くださる個人、企業の方々が大勢いらっしゃいます。
少しでも安心して車に乗っていただきたいという思いは同じなのだ、と思いました。
とてもありがたいです。
早速明日から、利用者のみなさんのところへこのハンマーを届けていきたいと思います。
大自工業様、ご協力誠にありがとうございます。

大自工業4.JPG
本当にありがとうございます!!!

ハンマー以外の防災グッズも早く搭載し、みなさんにより安心して車を使っていただけるように
がんばります!
posted by あやこ at 21:54| Comment(1) | 防災バッグの中身 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月16日

ボランティア日誌

先週、石巻に来ました。
これからしばらくはこちらに滞在し、カーシェアリング協会のお手伝いをする予定です。
早くくるま防災バッグを完成させたい!と思い、それも石巻へ来た大きな理由の一つです。

さて、今回は、「ボランティア日誌」?を書いてみようと思います。
なぜか、私はいつの間にかカーシェアリング協会スタッフになっていましたが、
プロジェクトには属さず、仕事の休みなどを利用して短期でお手伝いに来る方も大勢いらっしゃいます。

昨日、カーシェアリング協会にも2名の方がお手伝いに来てくださいました。
お2人の活躍はとても頼もしく、それを見ていたら頭に『ボランティア日誌』という言葉が浮かんできました。
そこで、今回お2人の活躍を書いてみたいと思います。

一人目は、伊藤さん。
「暮しの寺小屋ライフサイエンス」の講師をされています。

今回は、兵庫県の方から車両提供の申し出があり、その車を兵庫から石巻まで運んでくださいました。
私たちは「架け橋ドライバー」と呼んでいます。
車両を提供したいという方と、被災地で共同で利用したいという方の「架け橋」となってくれる方々です。

前日の午後兵庫県を出発し、翌日の午後石巻に到着。
翌日はカーシェアリングに利用されている車両に新キャラクター「スートンとローリー」のステッカーを貼るべく、あのさん(後述)石巻中を駆け巡ってくれました。

スートンとローリー.jpg
スートンとローリー

そして昨日は、午後には石巻を出て夜行バスで大阪へ帰るというハードスケジュールの中、
カーシェアリング事務所に来て事務作業のお手伝いをしてくれました。

ito-kun2.jpg
確認の電話をかけているようす

二人目は、あのもとゆきさん。
定期的に石巻を訪れ、様々なサポートをしていらっしゃる方です。
先日は遅くOPEN JAPANのベースに戻ったら、あのさんが温かいお味噌汁を用意してくださっていて、本当にうれしかったです。

実はあのさんには、私がなかなか石巻に来られないため、くるま防災バッグに入れるグッズの調達をお願いしていました。

あのさんは車一台にちょうど良いサイズそれぞれのグッズを分け、収納方法についてもいろいろと検討してくださっていて、感激。

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グッズの詰まった袋を運んでいます

バッグの中身をリストにし、収納方法についてもカーシェアリング利用者の方々に案内しやすいよう、いくつか作ってくださいました。
早くカーシェアリング車両に標準装備できるよう、あのさんと協力してプロジェクトを進めたいと思います!

伊藤さんとあのさんのお蔭で、カーシェアリング協会の活動一歩前進です。
ありがとうございました!
posted by あやこ at 20:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

インタビュー34人目。

3月中旬、石巻に行ってきました。
今回は、カーシェアリング協会のお手伝いをしつつ、数名の方にインタビューご協力をお願いできました。
それらを紹介していきたいと思います。

インタビュー34人目は、仙台にお住まいの千鶴さんです。
昨年の震災時は、出張でたまたま福島にいたそうです。
車で1泊、避難所で1泊したご経験から、非常時に必要なもの、あったほうがいいものを色々と挙げてくださいました。横浜からボランティアに来ていたあのさんも、一緒に考えてくださいました。
まず挙げられたのが以下の4つです。

・車脱出ハンマー
・アルミブランケット
・水
・簡易トイレ

ハンマーは、やはり車に積んでおくべきものとして一番に挙げられました。
アルミブランケットは、震災が起こって車で寝ていた時、雪が降っていて本当に寒かったという経験から、今もバッグに入れていつも持ち歩いているそうです。
また。トイレではたいへん苦労されたようで、トイレに関しては本当につらかった・・・とおっしゃっていました。
避難所にあったテントタイプのものが、においなどが気にならなくて良かったそうです。
ほかに

・ラジオ
・ウエットティッシュ
・ストロー型浄水器
・食糧(パンの缶詰など)
・現金(小銭含む)
・湿布
・女性用生理用品、成人用おむつ
・インバータ
・カイロ

なども挙げられました。
震災翌日、ラジオで受け入れのある避難所の情報を聞いて、残りのガソリンで何とか避難所に辿りつくことができたそうで、ラジオなどで情報を得ることの重要さが分かりました。

ストロー型浄水器は、プールの水なども飲めるので安心ということで、震災後もずっと携帯していたそうです。
ストロー型浄水器.jpg

食べ物は、お米よりパンの方がすぐ食べられて手軽なので、非常用には向いているのでは、とのご意見です。
湿布は、車中泊で足がむくんでしまった時にも使えるとのこと。
また、あのさんからも意見のあった生理用品やおむつは、けがの手当てに使ったり、トイレに行けない時に使ったり、色々と用途がありそうです。

携帯電話の充電ができないこともつらかった、と千鶴さん。
インバータがあれば、携帯電話の充電だけでなく、パソコンも使えて良いとのご意見もありました。
震災当時はとても寒く、「寒さがしのげれば何とかなる」と思ったとのこと。
今思えばカイロなどがあるだけでも違ったかも、とのお話でした。

実際の経験からのご意見、とても参考になりました。
千鶴さん、そしてあのさん、どうもありがとうございました!

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みんなでカーシェアリング利用者の阿部さん宅を訪れたときの記念写真
左上が千鶴さん、赤いバンダナの方があのさんです。
阿部さんのインタビューは次回!

posted by あやこ at 18:14| Comment(0) | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする